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五十肩について
こんにちは!FOCS Conditioning-フォックス鍼灸治療室-の橋本です!
最近私の母親世代の方達とお話をしていると、みなさん肩まわりのお悩みを相談されます。
しかもただの肩こりだけじゃないようす…
これは放っては置けない!ということで、今回は五十肩のお話です。
五十肩は年齢のせい?
『五十肩』と名前がついているせいで特にアラフィフやアラフォーに多い、加齢による疾患だと思われていますが実際はそうではありません。
確かにその年齢層に多いわけですが、問題となっているのは肩や肩甲骨などの動きが悪いこと、そして下半身の筋力不足や柔軟性の低下がまわりまわって、肩に悪さをしているということがままあります。
普段から「肩や首こりを気にしていた」「姿勢の悪さや運動不足が気になっている」という方は要注意です。
しかし意外なことに「週に何回かは運動している」「仕事は身体を使う仕事だから不安はあまりなかった」なんて方にもこの五十肩はやってくる場合があるのです。
一体どこが問題なの?
ではなぜ、そこそこ動いている方にも症状が出ることがあるのか。
ポイントの一つは”身体のどこをメインで使っているのか”ということがあります。
(もちろん柔軟性の低下も大きな問題です)
例えば、今どちらかの腕を90°(床と水平に)上げて、10秒ほどキープしてみます。
この時、自分の肩のどのあたりがツラくなってくるか感じてみましょう。
肩こりがある、肩に痛みがある人の多くは※「三角筋」や「僧帽筋」といった、アウターマッスルを優位に使っていることが多いです。
簡単に言うと、”一回の力は強いけどすぐ疲れやすい身体の使い方をしている”と言うことです。
つまりは身体の使い方の”クセ”な訳ですが、日常生活の中で「デスクワークをする」「掃除機や洗濯を干す」「スマホを触る」などなど、あらゆる場面でそんな使い方をしていれば、当然痛みが出るリスクも上がります。
そんな些細なこと?と思うかもしれませんが、たった10秒腕を上げて疲れてくるならそんな些細な瞬間の積み重ねであなたの肩には負担が積み重なっているかもしれません…
急激に痛みが出てきたら
どんな場合にせよ、肩の急激な痛みは耐え難いものがあります。
ここで一つ注意しなければならないのが『石灰化沈着』との鑑別です。
『石灰化沈着』とは、肩の関節にカルシウムなどが固まり沈着することで、肩の強い痛みと可動域制限を引き起こす、五十肩とは別の疾患です。
これを放っておくと痛みは激痛の上、後々肩の可動域が戻らない可能性があります。
『石灰化沈着』に対しては、病院でしてもらうヒアルロン酸注射が有効な場合があるので、一度受診をして鑑別してもらうことをオススメします。
さて、五十肩(四十肩)は一般名なので、疾患名としては「肩関節周囲炎」と名付けられます。
こちらはヒアルロン酸注射をしてもあまり効果がない場合が多いので、お近くの信頼できる治療院や接骨院などに早めに相談するのがオススメです。
痛みが引いてきた後も油断してはいけない
予防が大事ですが、そうは言っても人間痛みが出て初めて健康のありがたさを知るもの…
症状が出て病院や治療院を受診する場合もしない場合も、大事なのは”痛みが引いてきたその時”です。
多くの方は痛みが引いてきたことに安心して、治療や可動域の改善を後回しがちになります。
どの部位でもそうですが、痛みが出て炎症が起こった時、身体は治癒のため様々な物質をそこに送ります。
しかし痛みが引いてきた後も、それらの物質は流れてくれないことが多く、筋の拘縮と相まってそれが2次的な可動域の制限につながるのです。
よく、『昔五十肩やって腕が上がらないんだよね~』と言われる方もいますが、これを読んでくれている方はそうならないように最後まで治療しましょうね。
それではまた♪
※の筋肉はタイトル上の画像です。
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予約優先制、個室での施術です。
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