今回はフォックス鍼灸治療室が駆使する〈超音波〉治療器についてお伝えします。

捻挫をしたり肉離れなどをしてしまった時には「痛い」「ズキズキする」「熱い」と患部からの緊急事態メッセージを脳が受け取ります。

これらは”炎症”と言われる体のサインですが、私たちはこれらをなるべく早く鎮めてあげることを目的に治療を行います。

自分で簡易的にできるのはRICE処置と言われる、アイシングや圧迫・挙上・安静ですが、より患部の炎症や損傷が起きているところへダイレクトにアプローチできるのが、今回ご紹介する「超音波」です!

〈そもそも超音波とは〉

高い振動数の音波、周波数が10000Hz以上のもの。

よくわかりませんよね…

簡単に言えば、1秒間に100万回 or 300万回の振動(ミクロマッサージ効果)

を出すことができ、その細かな振動により体内に影響を与えられます。

〈超音波の特徴〉

★立体加温効果:体内で反射されながら摩擦で徐々に温熱されていく

★非温熱での音圧作用効果:捻挫など急性期にも使用できる!

★骨癒合促進作用:骨折やシンスプリントなど骨膜炎症にも大きな効果がある!

1秒間に100万回〜300万回の振動を加えることで一つ一つの細胞が振動し、細胞の摩擦熱により温まっていきます。(温熱効果)

〈つまり…〉

・硬くなった筋肉や腱・靭帯・関節などの組織に対して硬さをとる効果がある

痛みや炎症を抑える効果があるため、急性期の骨膜炎症や筋損傷(肉離れなど)にも有効

・患部の治癒を促進する効果がある(コラーゲン・タンパク・繊維芽細胞合成促進)

骨折の治りを早くする

ことができます✨

〈メリット〉

・深部効果が高い

・即効性がある

・他の物理療法機器との併用が可能

(ex:ハイボル・アイシング⇄USで交代浴効果)

 

超音波は他の電気治療器と違いあまり感じにくいものですが、その効果はしっかりと証明されています。

私たちも臨床ではよく使う機器で、特に捻挫の急性期手術後の拘縮などの治療の際にはその効果がよくわかります。

手技や鍼だけでなく、症状に合わせて様々な機器も使用できますので、ぜひお気軽にご相談ください。